学会について

会長よりご挨拶

会長 金原和秀

2021年度から会長を仰せつかっております金原です。

社会は日々変動しています。サイエンスの分野では、真鍋淑郎氏の2021年度ノーベル物理学賞受賞により、気候変動に注目が集まり、地球環境の改善に全世界が取り組んでいます。地球環境の改善には、様々なテクノロジーの革新が必要です。そのブレークスルーには、基盤となる環境バイオサイエンスの確立が必須です。先端のサイエンスは、テクノロジーにつながります。先端のサイエンスと、今の地球規模の問題を解決するためのテクノロジーが両輪となり発展することが強く求められています。

地球規模の気候変動は、2100年の地球がどうなっているのかが問題であり、短期的な考え方では改善できない領域に来ています。その危機意識は高まりつつあり、CO2削減が全世界的に進められています。2021-2022に報告されたIPCCの第6次報告書では、地球温暖化を1.5℃以下に抑えない限り、大きな影響をもたらすことが強調されています。影響を緩和するイノベーションが強く求められているのです。一万年後の考古学的調査で、数千年栄えたけれど、最後の200年で急激に環境が悪化して滅びた文明がある。などということが起きてはならないと思います。サイエンスとテクノロジーは地球上の生命の未来のためにあると信じます。

環境バイオテクノロジー学会の成り立ちは、1995年に開催されたPseudomonas Meetingの開催主体として1993年発足したPseudomonas研究会を源流のひとつとして、2000年に開催された国際環境バイオテクノロジーシンポジウム(ISEB2000)開催主体の環境バイオテクノロジー研究会として1996年に発足しました。両研究会とも、環境微生物研究を中心として、サイエンスとテクノロジーの展開を目指したものでした。本学会は、環境への問題意識が世界で認知された時代背景の中で生まれた学会であり、約30年にわたり、環境バイオテクノロジー分野のけん引役として、世界的にも多くの成果を発信してきました。

気候変動の影響を緩和する取り組みが待ったなしの状況である今、本学会の方向性は、SDGsの先を見据えた社会に向けて、その基盤となるサイエンスとテクノロジーの確立と展開を目指すものです。本学会からの成果発信は、持続可能な22世紀の創造に寄与するものであると確信しています。

金原和秀(静岡大学副学長(評価・浜松キャンパス総合調整担当))

環境バイオテクノロジー学会設立の趣意

環境バイオテクノロジー学会は、20世紀末から今世紀にかけて出現してきた広範囲な環境問題に対処するために、国内の「環境」と「バイオテクノロジー」に関わる研究者と技術者が結集してつくられた学会です。人間社会の福祉の向上に寄与する環境バイオテクノロジーの研究・開発を推進することを目的として、1996年4月に前身となる環境バイオテクノロジー研究会が設立され、そして1999年7月に環境バイオテクノロジー学会が設立されました。

わが国では、これまでもバイオレメディエーションやエコテクノロジーを始めとする、環境バイオテクノロジーに関する研究の大きな潮流があったものの、ややもすれば研究者や技術者個人の所属する研究開発機関における活動にとどまり、それらの連携には欠ける傾向がありました。そこで、個々の研究者・技術者が相互に研究や開発の情報を交換し合いそして研究開発の意欲を高めるための場を作り、基礎研究や応用的技術開発の成果を交換することによって環境バイオテクノロジー分野の加速的な発展に寄与することを趣旨として、この学会が設立されたのです。さらに、この学会は当該分野の国際的な発展にも寄与することを趣旨としています。

環境バイオテクノロジー学会の目的は、環境問題へのバイオテクノロジーの適用の基盤となる環境バイオサイエンスの学理構築に資することで、かつその学理を広く応用した人間社会に役立つ環境技術の確立に資することです。本学会では、自然の諸原理を理解しようとする科学本来の立場からの研究者・技術者の自由な発想と創造の意欲、そして人間社会の福祉の向上に貢献しようとする意欲を最も大切にして、学会としての活動と事業展開をおこなっています。

→ 定款(PDF)

→ 委員会(PDF)

学会役員(令和2年度)

会長 金原和秀
副会長(会長補佐担当) 森川正章
副会長(事務局担当) 野尻秀昭
永田裕二(編集委員長)
本田孝祐(企画運営委員長)
木邑敏章(企画運営副委員長)
春田 伸(広報委員長)
宮内啓介(広報委員長代行・副編集委員長)
前田憲成(会計幹事)
跡見晴幸
池 道彦
岩崎一弘
栗栖 太
黒田章夫
後藤正利
高畑 陽
滝澤 昇
常田 聡
野村暢彦
羽部 浩
廣瀬 遵
諸星知広

事務局

連絡先

企業名・屋号 NPO法人環境バイオテクノロジー学会・事務局
郵便番号・住所 〒113-8657
東京都文京区弥生1-1-1
東京大学大学院農学生命科学研究科
附属アグロバイオテクノロジー研究センター
環境保全工学研究部門
お問い合わせ先 電話番号:03-5841-3067
FAX番号:03-5841-3067
メールアドレス:tenvbio(at)jseb.jp

表彰

  • 学会賞: 環境バイオテクノロジー分野ならびに本学会の発展に貢献した会員。
  • 技術賞: 環境バイオテクノロジー分野の技術の発展に貢献した会員。
  • 奨励賞: 環境バイオテクノロジー分野において優れた原著論文・著書を発表し将来の活躍が期待される満40 歳未満でかつ本学会誌における査読付掲載論文(総説を含む)を有する会員。

推薦書式[Word][PDF

2020 奨励賞 藤谷 拓嗣 中央大学
奨励賞 簡 梅芳 東北大学
2019 技術賞 黒田 章夫 広島大学
技術賞 羽部 浩 産業技術総合研究所 環境管理研究部門
2018 技術賞 木邑 敏章 トヨタ自動車株式会社 新事業企画部
奨励賞 堀 知行 産業技術総合研究所 環境管理研究部門
奨励賞 加藤 雄大 清水建設株式会社 技術研究所
2017 学会賞 遠藤 銀朗 東北学院大学工学総合研究所
技術賞 川原恵一郎
郷田文吾
株式会社アースソリューション
奨励賞 笠井 大輔 長岡技術科学大学
2016 学会賞 宮 晶子 水ing(株)
技術賞 木村 裕哉 (株)日立製作所
奨励賞 諸星 知広 宇都宮大学
2015 学会賞 倉根 隆一郎 中部大学
奨励賞 高妻 篤史 東京薬科大学
2014 学会賞 福田 雅夫 長岡技術科学大学
奨励賞 豊福 雅典 筑波大学
2013 学会賞 中澤 晶子 山口大学名誉教授
学会賞 五十嵐 泰夫 東京大学名誉教授
技術賞 高畑 陽 大成建設(株)技術センター
奨励賞 新谷 政己 静岡大学工学部
奨励賞 二神 泰基 九州大学農学大学院
2012 学会賞 古川 謙介 別府大学食品栄養科学部(九州大学名誉教授)
奨励賞 井上 謙吾 宮崎大学IR推進機構
奨励賞 東條 ふゆみ 東北大学大学院農学研究科付属
複合生体フィールド研究教育センター
2011 技術賞 片岡 直明 荏原エンジニアリングサービス株式会社
奨励賞 廣田 隆一 広島大学大学院先端物質科学研究科
2010 学会賞 大竹 久夫 大阪大学工学研究科
技術賞 原田 秀樹 東北大学工学研究科
技術賞 水本 正浩
奥津 徳也
石田 浩昭
上野 俊洋
栗田工業株式会社
奨励賞 喜多 晃久 広島大学大学院先端物質科学研究科
2009 学会賞 矢木 修身 日本大学総合科学研究所
奨励賞 前田 憲成 九州工業大学大学院生命体工学研究科
2008 学会賞 今中 忠行 立命館大学生命科学部
技術賞 倉根 隆一郎 中部大学応用生物学部
奨励賞 春田 伸 首都大学東京理工学研究科

総会

令和2年度総会 (2021.2.17-28 メール審議)
令和1年度総会 (2019.6.16 大阪)
平成30年度総会 (2018.6.25 つくば)
平成29年度総会 (2017.8.29 仙台)
平成28年度総会 (2016.6.14 広島)
平成27年度総会 (2015.6.30 東京)
平成26年度総会 (2014.10.23 浜松)
平成25年度総会 (2013.6.1 北九州)
平成24年度総会 (2012.6.26 宇治)
平成23年度総会 (2011.6.21 東京)
平成22年度総会 (2010.6.22 仙台)
平成21年度総会 (2009.6.24 東京)
平成20年度総会 (2008.6.27 つくば)
平成19年度総会 (2007.6.27 大阪)
平成18年度総会 (2006.6.28 東京)
平成17年度総会 (2005.6.28 東京)
平成16年度総会 (2004.7.6 東京)
平成15年度総会 (2003.4.2 神奈川)
平成14年度総会 (2002.6.28 東京)
平成13年度総会 (2001.10.9 東京)
平成12年度総会 (2000.11.7 東京)